アーカート城
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アーカート城(Urquhart Castle, listen[ヘルプ/ファイル]; スコットランド・ゲール語: Caisteal na Sròine、ウルクハートとも)は、スコットランドハイランド地方のネス湖そばにある。 アーカート城の位置は、インヴァネスの南西21km(13mi)、ドラムナドロッキットの東2km(1.2mi)、A82の道路沿いである。 中世初期の要塞の上に、13世紀から16世紀にかけて建造されたが、現在は廃墟となっている。
概要 アーカート城, 座標 ...
アーカート城 | |
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スコットランド、ハイランドのドラムナドロッキット近隣 | |
アーカート城とネス湖 | |
アーカート城のグラント・タワー | |
アーカート城はインヴァネス市の行政区域の中にある | |
座標 | 北緯57度19分26秒 西経4度26分31秒 |
種類 | 非耐力壁の城と城館 |
施設情報 | |
所有者 | en:Historic Scotland |
一般公開 | 公開 |
現況 | 廃墟 |
歴史 | |
建設 | 13世紀から16世紀 |
使用期間 | 1692年以降 |
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13世紀に創設され、14世紀にはスコットランド独立戦争の舞台となった。 その後は王城となったが、マクドナルド一族のアール=ロスには何度も襲撃された。 1509年、城はクラン・グラントに下付されたが、マクドナルドとの争いは続いた。 その後も城は幾度か急襲を受けて増強されたが、17世紀の中ごろには打ち捨てられた。 アーカート城は1692年、ジャコバイト軍の手に落ちるのを阻止するため、部分的に爆破され、荒廃した。 20世紀に州の管理下に置かれ、市民に公開されるようになった。 現在は、スコットランドでも最も観光客の多い城となっている[1]。
城は、スコットランドでも大きい湖であるネス湖を見下ろす岬の突端に位置している[2][3]。 西に入口を持ち、堀と跳ね橋で守られていた。 岸辺の上に主な囲い地が2つあり、建物はその囲い地の周りに建てられていた。 北の囲い地には、門番小屋をはじめ現存する建物のほとんどが集中しており、城の北端には5階建てのグラント・タワーがある。 南の囲い地は、より高い位置にあり、初期の建物の残骸が少し残っているだけである。