ワライタケ
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ワライタケ(笑茸、学名:Panaeolus papilionaceus)はヒカゲタケ属の毒キノコ。幻覚作用のあるシロシビンを含有する。世界中に広く生育する。
概要 ワライタケ, 分類 ...
ワライタケ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Panaeolus papilionaceus | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ワライタケ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Panaeolus |
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傘径2~4cm、柄の長さ5~10cm。春~秋、牧草地、芝生、牛馬の糞などに発生。しばしば亀甲状にひび割れる。長らくヒカゲタケ (Panaeolus sphinctrinus) やサイギョウガサ(Panaeolus retirugis)、P.campanulatusと区別されてきたが、これら4種は生息環境が違うことによって見た目が変わるだけで最近では同種と考えられている[1]。
6月から10月の本州に発生し、北海道[2]、沖縄の庭の菜園でも観測されている[3]。
菌類学者の川村清一が古い文献にみられる笑茸を探しており、1917年(大正6年)の石川県における玉田十太郎とその妻が、栗の木の下で採取したキノコを汁に入れて食べたところ、妻が裸で踊るやら、三味線を弾きだしたやらということであり、 Panaeolus papilionaceus だと同定しワライタケと命名した。その3年前の『サイエンス』にはアメリカ、メイン州における男女の中毒例の記載があり、ピアノを弾いたり飛んだり跳ねたりおかしくてたまらず、部屋の花束が自分を巻いているようだというような幻覚が起きたという。この時点では、他にも同様の作用を起こすキノコがあるのではと考えており、ほどなくして1922年、(別の種である)オオワライタケ Gymnopilus junonius を確認した[4]。