反ソビエト
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反ソビエト主義(はんソビエトしゅぎ、英: Anti-Sovietism)とは、ソビエト連邦またはソ連の政府権力に対して反発する思想・運動を指す[1]。なお「ソビエト」(ロシア語: Совет)とは本来「評議会」を意味するロシア語の名詞であるが、この項目では国家としてのソビエト連邦を略するものとして用いる。
反ソビエト主義には、以下の3つの異なる種類がある。
- 冷戦中に西側諸国の反共主義政策の一環として用いられた、国際政治上の反ソビエト運動。
- ロシア十月革命とそれに続くロシア内戦中にメンシェヴィキなどの反ボルシェヴィキ派が掲げた主張。
- 反政府活動に関与している(とされる)ソビエト市民に対するレッテルとして使われたもの。
なお、反露主義の一環として反ソビエトを主張する例もあるが、ロシア人の中にも白系ロシア人のように反共・反ソ主義を訴える者も多いため、両者は必ずしもに一致する思想ではない。