イスマーイール2世 (ナスル朝)
ナスル朝第9代君主 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
イスマーイール2世(アブル=ワリード・イスマーイール・ブン・ユースフ, アラビア語: أبو الوليد إسماعيل بن يوسف, ラテン文字転写: Abuʿl-Walīd Ismāʿīl b. Yūsuf, 1339年10月4日 - 1360年6月24日もしくは7月13日)は、第9代のナスル朝グラナダ王国の君主である(在位:1359年8月23日 - 1360年6月24日もしくは7月13日)。
概要 イスマーイール2世 أبو الوليد إسماعيل بن يوسف, 在位 ...
イスマーイール2世 أبو الوليد إسماعيل بن يوسف | |
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グラナダのスルターン | |
在位 | 1359年8月23日 - 1360年6月24日もしくは7月13日 |
全名 | アブル=ワリード・イスマーイール・ブン・ユースフ |
出生 |
1339年10月4日 |
死去 |
1360年6月24日もしくは7月13日 アルハンブラ宮殿 |
埋葬 | アルハンブラ宮殿 |
王朝 | ナスル朝 |
父親 | ユースフ1世 |
母親 | マルヤム |
宗教 | イスラム教 |
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イスマーイールはユースフ1世の次男として生まれ、当初は母親のマルヤムの影響によって父親から寵愛を受けていた。1354年の父の暗殺後に異母兄のムハンマド5世(英語版)が後継者となり、イスマーイールは新たなスルターンから与えられた邸宅で生活した。その後、1359年8月23日にマルヤムと義理の兄弟にあたるエル・ベルメホ(後のムハンマド6世)が企てたクーデターによってムハンマド5世が廃位され、イスマーイールがスルターンに即位した。しかしながら、イスマーイールはエル・ベルメホに実権を握られて対立するようになり、最終的にイスマーイールは即位から一年足らずでエル・ベルメホが再び起こしたクーデターによって廃位され、自身の大臣たちや弟のカイスとともに処刑された。