セーム革
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セーム革(セームがわ、ドイツ語: Sämischleder、オランダ語: zeemleder)またはシャモア革(シャモアかわ)は、多孔質の皮の一種で、伝統的にシャモア(ヨーロッパの大型山羊の一種、別名ヨーロッパカモシカ)の皮であるが、今日ではほぼ例外なく羊皮のフレッシュスプリット[注釈 1]から作られる。シャミ革、シャミ(英語: Chamois [ˈʃæmi][3])、カモイとも呼ばれる。
油鞣しの技法を使って鞣され、水洗いしても硬くならないため、自動車の清掃用やガラス磨きなどに広く使われていた[4]。
統計品目番号(HSコード)の用語では、油だけで鞣した革をオールオイルシャモア革[5]、アルデヒド鞣しと油鞣しを組み合わせて鞣した革をコンビネーションシャモア革[6]と呼ぶ。