バケットホイールエクスカベーター
露天採掘に用いられる大型建設機械の名称 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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バケットホイールエクスカベーター(ドイツ語: Schaufelradbagger 英語: Bucket Wheel Excavator[1]、BWE)は、露天採掘に用いられる大型建設機械の名称。
長いアーム先端に回転式の巨大なホイールがついており、ホイールの外側に複数の掘削バケットがついている。採掘したい場所にこのホイールを押しあてて回転させ、表土の鉱物を大量に削り取る。BWEにはアームの中にベルトコンベアが通され、採掘された鉱物はこのベルトに送られる。またBWE単体では使用されず、粉砕、散布、堆積など複数の機器の組み合わせによって運用される。下部には無限軌道が装備されており、移動しながら連続的な採掘を可能にした点が大きな特徴である。旧東ドイツ人民公社(Volkseigener Betrieb、略称VEB)のひとつであったタクラフ(TAKRAF 現:Tenova TAKRAF[注 1])社が製造した「Bagger 293」は人類史上最大の自走機械としてギネス世界記録にも登録されている[2]。