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全ての未来についての予測は確実であることは有り得ず[1]、遠未来の出来事は簡略であることだけについて様々な予測が許される。それらは惑星や恒星の外観、相互作用、死が推測される天体物理学、最も小さいスケールにおいて物体がどのような振る舞いをするかが推測される素粒子物理学、長期に渡って生物がどのように進化していくかどうかが推測される進化生物学、何ミレニアムにも渡って大陸がどのように動いていくかが推測されるプレートテクニクスなどである。 全ての地球の未来、太陽系の未来そして宇宙の未来についての推定は熱力学第二法則に則って計算されなければならず、エントロピーの状態利用できるエネルギーのロスは必ず時間と共に増大していく[2]。恒星はやがては必ず水素を使い果たして燃え尽きてしまうし、恒星の重力を振り切ってそれらの惑星系から飛んできた惑星や銀河からのスター・システムと人類が遭遇する確率も低い[3]。
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やがては、物体は放射性崩壊を起こすし、最も安定した金属も壊れて亜原子粒子となる[4]。最新のデータは宇宙の形は平らであるか、それに非常に近く、宇宙は永遠にビッククランチを起こさないことを予想する[5]。そして、無限の未来では潜在的に大規模でありそうにない出来事の発生が許され、いくつもの出来事の構成はボルズマン・ブレインによって予測されたものである[6]。 この年表は11千年紀の始まり[注釈 1]から推測が及ぶ最も遠い未来までに予想される出来事を記述している。年表の中にはまだ解明されていない事柄がいくつも含まれている。人類が絶滅するかどうか、陽子崩壊が起こるかどうか、赤色巨星となった太陽に飲み込まれた地球が生き延びられるかどうかなどによって、未来は変わってくる。