枯れ野原
黒田清輝の絵画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『枯れ野原』(かれのはら、枯野原、仏: Champs déserts、英: Withered Field)は、日本の洋画家黒田清輝が1891年(明治24年)に描いた絵画[1][2][3][4]。フランスのグレー=シュル=ロワンという村の野原を描いた風景画であり[1]、印象主義の明るい外光表現とアカデミズムの写実表現とを合わせもつ外光派の要素が強い作品である[5]。カンヴァスに油彩。縦49.3センチメートル、横65.0センチメートル。東京国立博物館に所蔵されている[6]。佐賀県立博物館報や『現代日本美術全集』は、1891年ごろの製作としている[7][1]。『枯れ野原(グレー)』(仏: Champs désert (Grez-sur-Loing)、英: Withered Field (Grez))とも表記される[8]。