老兵は死なず
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1943年のイギリス映画については「老兵は死なず (映画)」をご覧ください。 |
老兵は死なず(Old soldiers never die)は、英語のキャッチフレーズであり、兵隊歌『Old Soldiers Never Die』のスタンザ「老兵は死なず、単に消え去るのみ」(Old soldiers never die, they simply fade away)を短縮したものである。イギリスやアメリカ合衆国の軍人によって19世紀頃から歌われたほか、ダグラス・マッカーサーが退任演説の際に引用したことでも知られる。
この言葉は、「戦争を戦い抜いた兵士も、時間と共に忘れ去られていく」[1]、「兵士は老いながらも生き続けることはできるが、彼らが生きていることと彼らの成し遂げたものは忘れ去られていく」[2]、転じて「役割を終えたものは表舞台を去る」といった意味に解釈される。また、マッカーサーが退任演説に際し、自らを老兵になぞらえて引用した後には、「戦場で死ぬことなく軍を去ることになった自身のことを誇った言葉」という意味合いも加えて解釈されるようになった[3]。