D12
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この項目では、アメリカ合衆国のヒップホップユニットについて説明しています。その他のD12の用法については「D12 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
D12(読みはディー・トゥエルブ。ダーティー・ダズンのイニシャル表記)は、アメリカ合衆国のデトロイトを中心に活動する6人組ヒップホップ・ユニット。人気白人ラッパーであるエミネムもメンバーの一人で、ソロ・アーティストとしての彼の人気の後押しも受けて日本でも人気を博している。
D12 | |
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2005年 | |
基本情報 | |
別名 | Dirty Dozen |
出身地 | アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト |
ジャンル | ヒップホップ、ホラーコア |
活動期間 | 1996年 - 2006年、2008年 - 2018年 |
レーベル | シェイディ・レコード、インタースコープ・レコード |
公式サイト |
www |
旧メンバー |
エミネム プルーフ ビザール コン・アーティス(ミスター・ポーター) バグズ クナイヴァ スウィフト(スウィフティ・マクヴェイ) ファズ・スクータ |
エミネム以外のメンバーは、ビザール、スウィフト、コン・アーティス、クナイヴァ、ファズ・スクータという5人の黒人MC。いずれも日本ではエミネムほどのネームバリューこそ無いものの、デトロイトのヒップホップ・シーンでは名の通った実力者たちである。特徴的なクルー名の由来は、6人のメンバーがそれぞれ別人格を持つ(6人×2=ダーティーな12人)というコンセプトによるもの。これはかつてクルーの中心的存在であった、プルーフによって考案されたものである。「Slim Shady (=エミネム)」「Denaun Porter (=コン・アーティス)」などが有名。これらのネーミングは、専らプロデューサーとしてのクレジット・ネームとして用いられている(ただしエミネムの「Slim Shady」に限っては、曲中のリリックとしても頻繁に登場する)。また、D12の「D」は彼らの本拠地である「デトロイト (Detroit)」と「ダーティー (Dirty)」(ここではイカシてる、などの意味で使われており、否定的なニュアンスはない)の頭文字である。
6人全員が同時に参加する楽曲は意外に少なく、「40 Oz.」「How Come」「Git Up」などは代表的な人気楽曲でありながら、ラップで参加しているのはそれぞれ3、4人程度にとどまっている。エミネムはソロでの活動も多いため、彼を除いたメンバーで活動することもある。また2006年4月11日未明には、デトロイト市内のナイトクラブにおいて、プルーフが口論の末、銃撃によって死亡する事件が発生。その後、活動停止を経て、約5年間にわたって残る5人での活動が続いた。
2011年4月12日、ミックステープ『Return of the Dozen』のリリースに合わせて、グループの黎明期にレコーディングなどに参加していたMCのファズ・スクータが新メンバーとして加入することが発表された。
2014年発売の、エミネム主催レーベル、シェイディ・レコードのコンピレーション・アルバム『Shady XV』には、およそ10年ぶりの公式音源となる「Bane」が収録されている。
2018年発売のエミネムの10枚目となるアルバム『カミカゼ』内の曲「Stepping Stone」で、グループの解散が発表された。各メンバーはソロ活動に転じている。