ニュルンベルク年代記
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ニュルンベルク年代記(ニュルンベルクねんだいき)は、ドイツの医者・人文学者のハルトマン・シェーデル(英語版)がラテン語で書いた年代記。ゲオルク・アルト(ドイツ語版)のドイツ語訳と合わせて、インキュナブラ(最初期の活字本)として1493年に出版された。
その当時の慣例どおり、この本には表紙がない。冒頭の記述から取って、ラテン学者はこの本をただの『年代記』(Liber Chronicarum)と呼ぶ。英語圏では出版された都市にちなんで『ニュルンベルク年代記』(the Nuremberg Chronicle)、ドイツ語圏では著者名を付けて『シェーデルの世界史』(Die Schedelsche Weltchronik)と呼ばれることが多い。現存する本の挿絵は着色されていることが多いが、これは印刷後に手で塗られたものである。