越境台風
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越境台風(えっきょうたいふう)とは、太平洋で発生する熱帯低気圧のうち、日本の気象庁が観測対象とする範囲 (太平洋北西部、南シナ海) 以外で発生した熱帯低気圧 (ハリケーンやサイクロンなど) が、観測範囲の境界線を越えたことで「台風」と分類されるようになったものをいう俗称である。
これとは逆に太平洋北西部や南シナ海で「台風」として発生した熱帯低気圧が、観測範囲の境界線を越えて気象庁の観測範囲から出たことで、「ハリケーン」や「サイクロン」に分類されるようになることもある。
越境台風は主に8月から9月に発生することが多い。
なお、越境台風の国際名に関しては、越境前にハリケーンやサイクロンとして命名されていれば、その名前がそのまま使用される。