アンバール
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アンバール(الأنبار, al-Anbār)は、イラク中央部、現代のファッルージャの近くのユーフラテス川の東岸に、古代から14世紀ごろまで存在した都市[1][2]。「アンバール」はアラブ=イスラームの征服後の呼び名であり、サーサーン朝期はペーローズ・シャープールと呼ばれていた[1][2]。古代の穀倉地帯(サワード)の一角にあり[1]、また、イラクとシリアを結ぶ交通の要所でもあることから、商業が盛んな農産物の集散地として機能していた[3]。アッバース朝の初期には短期間だが首都にもなった[4]。10世紀ごろから衰え始め、14世紀には遺棄された[1]。