エーヤワディー川
ミャンマー中央を流れる川 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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エーヤワディー川(エーヤワディーがわ、Ayeyarwady)は、ミャンマー中央を流れる川。旧称イラワディ川、イラワジ川[4](Irrawaddy)。
エーヤワディー川 ဧရာဝတီမြစ် | |
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サガインのエーヤワディー川 | |
水系 | エーヤワディー川 |
延長 | 2,210 [1] km |
平均流量 | 13,000 m³/s |
流域面積 | 404,200 [2] km² |
水源 | マリ川(英語版)[3] |
水源の標高 | 147 m |
河口・合流先 | アンダマン海 |
流域 | ミャンマー |
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ミャンマーで最も重要な川であり、パテイン他多くの河川港を擁する水運の要である。流域は411,000平方キロメートル(158,700平方マイル)を覆い、全長は2,170km(1,350マイル)である。最大の支流は、エーヤワディーデルタ中央部で合流するチンドウィン川で、ミャンマー北東部のナガ丘陵(英語版)を水源としている。
ヒマラヤ山脈の南端を源泉として、ミャンマーを北から南に縦断し、9本に分かれて広大なデルタ地帯を形作りマルタバン湾に流れ込む。鉄道や道路が整備される前の植民地時代には、「マンダレーへの道」と呼ばれていた。
語源は、サンスクリット語で「象の川」を意味する airavati から来ていると推定されている。1989年に連邦政府は、この河川の英語表記を、古ビルマ語(英語版)の発音に由来する Irrawaddy から、現代ビルマ語の発音に近い Ayeyarwady に改称した。それに合わせて日本語での表記もイラワディ川、イラワジ川からエーヤワディー川に変わりつつあり、または併記されることも多い。
河口付近には、川から名前を取られたイラワジイルカ(カワゴンドウ)のほか、タイマイ、バタグールガメ、オバシギ、カラフトアオアシシギ、アオウミガメ、ドール、ヒメウミガメ、スナドリネコ、コハゲコウ、イリエワニなどが生息している。マングローブが密生する三角州南部の一部は2017年にラムサール条約登録地となった。ただし、マングローブの植物はウラジロナツメヤシ(英語版)に取り替えられる趨勢が見られる[5]。