ロツマ語
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ロツマ語(ロツマご、ロツマ語: Fäeag Rotuma、英: Rotuman language, Rotunan, Rutuman)は大洋州諸語に属する言語である。話者はポリネシアの影響を受けた文化を持ち、1881年にフィジーの植民地として組み込まれたロツマ島に居住する先住民の人々である。太平洋の歴史を通じての多くの文化交流の結果、サモア語とトンガ語から多数の語を借用したため、ロツマ語は分類が困難である。言語学者のAndrew Pawleyは、中央太平洋のオセアニア言語のサブグループ内で、西フィジー諸語とロツマ語が語派をなすと分類している。
概要 ロツマ語, 話される国 ...
ロツマ語 | |
---|---|
Fäeag Rotuma | |
話される国 | フィジー |
地域 | ロツマ島 |
話者数 | 9,000人(1991年) |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
言語コード | |
ISO 639-3 |
rtm |
Glottolog |
rotu1241 [1] |
消滅危険度評価 | |
Vulnerable (Moseley 2010) | |
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ロツマ語は音位転換により、単語の最後の母音が直前の子音のために反転することで起こる、ウムラウト、母音の短縮、長音化、二重母音化によって特徴的な母音体系がみられるため、言語学者の間で多くの関心を呼び起こした。
近隣の大洋州諸語とは異なり、ロツマ語は一般にAVO(動作主ー動詞ー目的語)型の言語と考えられている。