大つごもり (小説)
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『大つごもり』(おおつごもり)は、樋口一葉の短編小説。1894年(明治27年)12月、『文學界』第23号に発表し、1896年(明治29年)2月には『太陽』(博文館)に再掲載された。井原西鶴の文体や発想を意識的に取り入れた最初の作品で[1]、一葉が写実性を深め、はじめてその独特の作風を獲得した作品だと位置づけられている[2][3][4]。
概要 大つごもり, 作者 ...
大つごもり | |
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作者 | 樋口一葉 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『文學界』1894年12月号(第23号) |
刊本情報 | |
収録 | 『一葉全集』 |
出版元 | 博文館 |
出版年月日 | 1897年1月 |
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女中のお峰を主人公に、貧乏のもとに生まれた人たちが背負っていかなければならない人生を描いており、一葉自身の貧困生活の体験から生まれた作品だといわれている[2][3][4][5][6]。「大つごもり」は大晦日の意味。