略字
日本語の手書きによる略字 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか 略字?
この記事を 10 歳向けに要約してください
すべての質問を表示
略字(りゃくじ)とは、漢字について本来の字体から点や画を省略したもの、あるいはある文字に代わって用いられる字画を省略した文字のことである。一部の略字はJIS X 0213やUnicodeに登録されている。
現在の日本では、概ね以下の意味に用いられる。
- 正式に通用する文字を略記したもので手書きなどで用いられるが、正式な文書では用いられない文字(『働』の意味に用いられる『仂(ろく)[注釈 1]』など)。限られた業界・仲間内でのみ通用するものや、比較的広く使われるものがある。本項目ではこの意味に使われるものを中心に解説する。
- 正統とされている文字に対し、省略を行った文字。
- 「当用漢字字体表」において提示された標準字体(新字体)や「常用漢字表」において「現代の通用字体」として示された字体には正統とされる印刷字体を簡略化した略字が多く採用され、現在の日本における漢字表記の規準となっている。(→新字体。簡略化の例、方法については、新字体#簡略化の仕方、新字体#簡略化の仕方を参照のこと)
- 常用漢字表内の文字(表内字)に用いられた簡略化方法を常用漢字表に掲載されていない文字(表外字)にも拡張して適用し、簡略化を行った略字。JIS漢字(JIS X 0208)の1983年改定時に行われた字形変更によるものや、朝日新聞において用いられた「朝日文字」が代表例である。(→拡張新字体)
「略字」と似たような使われ方をする言葉に「俗字」がある。俗字は世間で通用するが正格ではない字体の文字であり正式に通用しない文字を指すこともあるが、漢和字典では正統とされている文字に対する異体字を指していう。