石狩国
戊辰戦争終結直後に制定された日本の地方区分の国の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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石狩国(いしかりのくに)は、大宝律令の国郡里制を踏襲し戊辰戦争(箱館戦争)終結直後に制定された日本の地方区分の国の一つである。別称は石州(せきしゅう)。五畿八道のうち北海道に含まれた。道央の広大な領域を版図とし、現在の石狩振興局管内のうち千歳市・恵庭市を除いた部分、後志総合振興局管内のうち小樽市銭函4・5丁目相当区域[* 1]、空知総合振興局管内の全域、上川総合振興局管内の塩狩峠以南のうち占冠村を除いた部分と幌加内町に相当する。
通常、北海道の令制国は「○州」と略されることは少ないが、石北峠(北見国との境界線)や石北本線(石狩国 - 北見国)・石勝線(石狩国 - 十勝国)を除き、峠、鉄道線名などの名称に略称として用いられる場合には、石狩国は先に成立した石見国との重複を回避するため塩狩峠(天塩国との境界線)や狩勝峠(十勝国との境界線)のように「狩」と略される事が多い。