2022年の台風
2022年に発生した台風のデータ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか 2022年の台風?
この記事を 10 歳向けに要約してください
2022年の台風(2022ねんのたいふう、太平洋北西部および南シナ海[注 1]で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に日本の気象庁の情報に基づき、気象庁が熱帯低気圧としていない一部のものについては、合同台風警報センター (JTWC) のみに準拠する。
本記事に含まれる熱帯低気圧の中心気圧や風速、発生場所・日時等及びそれらの出典は発表された直後の速報値である可能性があります。気象庁は台風消滅後も事後解析を行い、その結果を確定値として公開します。確定値が公開された場合、データを確定値に修正していますが、各節中の出典は速報値のままであるものが殆どとなります。資料として利用される際にはご注意ください。なお、確定値の出典である気象庁HPのリンクは、#各熱帯低気圧の影響の「出典」にまとめて掲載してあります。(2021年8月) |
軌跡の地図 | |
最初の熱帯低気圧発生 | 3月29日 |
---|---|
最初の台風発生 | 4月8日 |
最後の台風消滅 | 12月13日 |
最後の熱帯低気圧消滅 | 12月13日 |
最も強かった 台風 |
台風14号 – 910 hPa, 105 kt (10分間平均) |
熱帯低気圧の総数 | 39 |
台風の総数 | 25 |
タイフーンの総数 | 10 |
スーパータイフーンの総数 | 3 |
超大型台風の総数 | 0 |
総死亡者数 | 496 |
総被害額 | 58.317 億ドル (2022 USD) |
2020, 2021, 2022, 2023, 2024 |
2022年の台風発生数は、平均25.1個と同程度の25個であった。日本の影響については、日本への接近数が平均11.7個と同程度の11個、日本への上陸数は、平均値と同じ3個(平均3.0個)といずれも平年並であった[1][2]。
また、2022年の台風は強いラニーニャ現象が影響し、日本近海で発生する台風も多く、日本で大きな被害を出した台風14号や台風15号、日本近海で発生した後に小笠原諸島を通過しつつ沖縄付近まで南下してから北上して韓国へ強い勢力で上陸した台風11号などと言った特異な動きをする台風もあった[3][4][5]。
台風1号の発生は4月8日であるが、この台風はこの時期にしては珍しく小笠原諸島へかなり接近し日本の東へ通過した[6]。
その後、7月まではインド洋地域での強い対流活動が原因で台風の発生はいずれの月も平年を下回っていたが、8月の下旬になると日本近海の対流活動が活発化し、熱帯低気圧の発生が急増。小笠原諸島の東にあった熱帯低気圧が急発達し、台風11号になると強い勢力で小笠原諸島に接近。現地では屋根やバイクが飛ぶなどと言った被害が発生した[7][8]。
その後9月になると対流活動が更に活発化し、平年値5個を越す、7個の台風が発生した[9][10]。
台風14号は、日本近海で発生した熱帯低気圧が中心気圧910hPa、最大風速55m/sまで急発達して沖縄を除く地域で始めて台風による特別警報(暴風・高潮・波浪)が発令された。速報値では伊勢湾台風並の勢力で上陸すると伝えられていたが、確定値では940hPaで上陸したことになっており、予想されていたよりも弱い勢力で上陸した。しかし、それでも日本で5番目に強い勢力で上陸しており、この確定値により関西空港のタンカー衝突事件を起こした、平成30年台風第21号より強い勢力で上陸したことになった[11][12]。
また、非常に強い勢力を保ったまま日本上陸したのは平成30年台風第21号以来、2000年以降では2回目となる稀に見る珍しい強さを持った台風であったと言える。
同月に発生した台風15号は、室戸岬付近で発生した熱帯低気圧が、台風の勢力にまで発達して静岡県にかなり接近し、1ヶ月の断水などと言ったインフラ被害を引き起こして激甚災害に指定されるなどと顕著な被害を残した[13][14][15]。
10月になっても対流活動は依然として活発で平年値3.0を上回る5個の発生となったが、強い勢力にまで至った台風はわずかに1つであった。しかしその一方で人的被害は多く、台風22号はフィリピンで100人以上の死者を出す原因となった大雨などをもたらした[16][17]。